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プレゼン脚本の読み合わせをしました。

プレゼンのための短い劇の題名は、『江戸のパンデミック』です。

27歳の若き伊賀七が、江戸時代の谷田部で流行った、正体不明の熱病を見事追い払うというお話です。

 

 

 

 

伊賀七 母上、オリセ。私はこう思うのです。このようになすべきこともない境遇に追い込まれたときに、人間の本性が現れる。あちこちで次々と死んでいく人びと、それを取り巻く人びとの悲しみ、憎しみ、怖れ、そして差別――最も恐るべきは、人の性(さが)でございます。このたび、私は熱病を追い払うはもちろんのこと、これから町の名主として生きるわが身を、もう一度深く見つめ直すために、三人の名主様と共に、七日七晩、身命(しんめい)を賭(と)して神仏に祈るのです。私は、谷田部の人びとの希望になりたいのです。

 

 

 

順調に滑り出した伊賀七座。本読みにも熱が入ります。

コロナウイルスの動向を伺いつつ、今年中の本公演も見据えています。

乞うご期待!